Joint of our Dreams

Kamogawa SEA WORLD

アクアリウム×生命の学びアクアリウム×生命の学び

日本有数の規模を誇る水族館として、50年以上の歴史をもつ鴨川シーワールド。
人々に感動的な体験をもたらす一方で、
子どもたちへの教育、野生生物の保護、繁殖の研究、地域連携に取り組み、
社会にとっても、地球にとっても、価値ある存在となっています。

SPECIAL CONTENTS

スペシャルコンテンツ

生命を守りながら、
大切なことを伝えていく。

どんな時も休むことなく動物の命を守り続ける。

コロナ禍では、未知のウイルスに対して何をすべきなのか、答えがまだ誰にも分からない状態で、1ヵ月ほど休館しました。お客様のいない館内で存続の危機が頭をよぎることもありましたが、どんな緊急事態であっても飼育に休業はありません。出勤を交代制にする必要もありましたし、普段以上に大変なことも多かったのです。当時は動物への感染の可能性も指摘されていましたから、飼育員たちはかつてない緊張の中で、動物たちの体調管理に眼を光らせていました。

鴨川シーワールドを愛してくださる
お客様の期待に応えていく。

SNSなどを通じて、動物たちに早く会いたいという声がたくさん届いていましたし、お客様からの営業再開への期待は強く感じていました。県外移動が制限される中、まずは千葉県民限定でオープンした際には予想以上の方々がご来場され、たくさんの笑顔に私自身とても勇気づけられました。いま現在も感染予防対策をしながらの営業ですが、昨年度はコロナ禍前を上回る来場者数を記録しました。鴨川シーワールドを愛してくださるお客様に感謝し、さらに期待に応えられるように取り組みたいと思っています。

アカウミガメを絶滅の危機から守りたい。

2002年からウミガメの卵の保護活動を続けています。5月から9月の産卵シーズンになると、職員が毎日交替で砂浜を数キロメートルにわたって巡回します。そして卵を見つけると柵で囲んで保護するか、安全な場所へ移します。千葉県はウミガメ産卵の北限なので産卵件数は多くありませんが、この活動によって絶滅が危惧されているアカウミガメが増えることを期待しています。ウミガメは生まれた浜に卵を産みに戻ると言われています。確認はできませんが、この砂浜に産卵に来る母ガメは、かつて私たちが保護し海へ旅立っていったカメかもしれません。

自然界の命を守ることも私たちの仕事。

鴨川シーワールド横の砂浜も、毎年形が変わります。川の護岸工事や海の防波堤工事などが主な原因です。こういった工事による砂浜の消失が、ウミガメの産卵場所の減少につながっています。工事は人間の都合とはいえ、人の命と生活を守るためにとても大切なことです。工事の方法や時期について、生物保護の観点から助言することはありますが、止めさせることはできません。だからこそ、これからも卵の保護活動を続けていきたいと考えています。もちろんウミガメに限らず、沿岸に漂着する海獣類の保護や、希少な水生昆虫が生息する環境の保全活動も私たちの使命だと考え、積極的に行っています。

動物たちから認められる、繁殖可能な環境をつくる。

私たちは、動物をただ飼育するだけではなく、繁殖させることがもうひとつの目的だと考えています。いま様々な動物が絶滅の危機にある中で、誰かが繁殖の技術や経験を持っていなければそれらの命を守ることができないのです。だからこそ繁殖への取り組みは重要です。繁殖するということは、その環境を動物たちが認めてくれたということ。これからは水族館同士がもっと連携をとって、動物たちの命を守る活動と、動物たちに認められる環境の整備と管理をしっかりと続けていきます。

メディアグループの一員として、人へ伝える役割を果たしていく。

フジサンケイグループは日本最大級のメディアグループですが、その中に水族館があることを不思議に思われることでしょう。メディアというとテレビ・新聞・ラジオなどというマスコミを思い浮かべるかもしれませんが、そもそもメディアとは「媒体」という意味です。つまり、人と結びつき、人々へ発信するのが役割なのです。そういった意味から考えると、鴨川シーワールドも異質な存在ではありません。お客様と結びつき、様々な展示やパフォーマンスによって本物の命と接する体験を提供する。それによって、お客様に「ゴミのポイ捨てをしないことは海の生き物を守るために必要」であることや、「生物の多様性を維持することは地球の将来を守ることにつながる」といったことを伝えていくことは、メディアグルーブの一員としてとても意義ある活動です。

笑顔と感動を提供する
海のテーマパーク。

太平洋を望む千葉県鴨川の海辺に広がる、日本有数の規模を誇る水族館「鴨川シーワールド」。ダイナミックなシャチのパフォーマンスや、水槽を彩る色とりどりの魚たちの姿をはじめ、日常生活では出会うことのない多種多様な海の生き物たちとの感動的な出会いを楽しむことができます。また、水族館としてお客様に忘れられない思い出を提供するだけではなく、生命の研究機関としても大きな役割を果たしています。さらに、鴨川市や地域で生活を営む方々と手を携え、地域活性にも取り組んでいきます。

飼育下繁殖の成果に
世界的な評価。

鴨川シーワールドでは海の生き物の展示の他に、「教育活動」「野生生物の保護活動」「飼育下繁殖の推進と研究」「地域との連携」という4つの取り組みにも力を入れています。繁殖においては、2019年に世界で初めてオウサマペンギンの人工授精に成功。貴重な種であるオウサマペンギンの繁殖推進につながる科学的進歩として評価されました。それに続き、日本で初めてのカマイルカの人工授精にも成功。独自の研究成果と高い技術が、世界から注目されています。

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